競馬鹿果報

競馬歴26年。月曜朝に週刊競馬ブックを買い、水から木曜は調教チェック。金曜から予想を始める競馬漬けのちゃんと仕事もしているお父ちゃん。競馬好きの競馬好きによる競馬好きのためのブログ!

弥生賞(GⅡ)カントル

サートゥルナーリアが皐月賞に直行。ホープフルS(GⅠ)③着で実績上位のニシノデイジー、⑤着ブレイキングドーンが出走を予定しているが、先週のすみれS(OP)で1.5倍の断トツ1番人気に推されたホープフルS②着のアドマイヤジャスタがサトノルークスに完敗。着差以上の強さだったサートゥルナーリアを除く、ホープフルSの②着以下のレベルに疑問符が付く結果となった。

 

この結果を踏まえたうえで今週の弥生賞皐月賞に向けて、無敗の新星の登場に期待したいところだが…。ここであえて注目したいのはこれまで4勝2勝、Mデムーロ騎乗予定のカントルだ。成績的には底が割れている印象を受けるが、デビューから3戦は気性の若さが目立ち、全く真剣に走っていなかった。その状態で2走前の阪神1800m、500万では先に挙げたすみれSの勝ち馬サトノルークスと0秒1差の③着。サトノルークスが内をロスなく回ったのに対して、カントルは道中は外目で掛り気味、4コーナーでも大外を回るロスの大きいレースだった事を考えると、非常に高い能力を示した結果だったといえる。

 

その能力を証明したのが、前走のセントポーリア賞だ。チークピーシーズを着用したことで、バラバラだった走り方も改善し、レースぶりが大幅に良化した。直線に入り、ラスト250m付近までは追い出しを待つ余裕。抜け出してソラを使うようなところを見せたぶん、②着との差は少なかったが、それ以上の強さを感じさせた。その②着馬アドマイヤスコールは次走ですでに水仙賞(500万)を勝利している。新馬戦以来のMデムーロ騎乗になるが、若さの残る気性を考えると、追える鞍上はプラスになるはず。兄ワグネリアンは昨年の弥生賞で②着に敗れたが、この馬にはそれ以上の走りを期待したい。